人の能力とは何か?


人の能力とは何か?

 


 

「あの人はできる!」「あいつはダメだな…」

職場にいるといつも聞こえてくる言葉。

何をもって、そう決めつけているんでしょうか?

 

その基準のひとつは、人が記憶している情報量です。

「知識があるか、ないか」

「知っているか、知らないか」

学校の勉強などは、まさにそれだけで人を評価していますよね。

 
 

大学の時の友人に、専門書1冊を1分で暗記できる人がいました。

彼の勉強方法は、本を開いて、サッサッとめくっていくだけ。

最後までめくり終わったら本を閉じて「終わり」。

 

それだけで何ページの何行目に何が書いてあるか、全て頭に入っている。

だから試験の成績も抜群。

「頼むからその頭を、ちょっと分けてくれよー!」

私はいつも、そう思っていました。

彼は一種の「サバン症候群」だったのかもしれません。

 

まあ、そんな特殊な人は別として、

職場には

・専門知識に詳しい人(分からないときは、あの人に聞こう)、

・マニュアルを熟知している人(彼は本当にミスをしないよね)、

・20年の経験を持っている人(トラブル時には彼が頼りだ)

など、多くの「できる人」がいますよね。

 

記憶している知識の量(経験も含めて)が多い人が「できる人」のひとつの条件。

こころの構造で考えると、それは「前意識の面積が広い人」です。

つまり前意識の面積を広げることが、人の成長だとも言えるのです。

 

また前意識の面積が広がれば広がるほど、

新たな知識を吸収しやすくなるのです。

そのメカニズムについては改めて話していきたいと思います。

 

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